オーストラリア政府は2月28日、自動車のメーカーとディーラーに対し、日本のタカタ製エアバッグには問題があるとして、同製品を搭載した自動車約230万台の強制回収(リコール)を命じた。同国で行われる自動車のリコールとしては過去最大規模になる。新華社が伝えた。
オーストラリアは昨年7月、同国市場で自動車メーカーがタカタ製エアバッグの自主回収をスタートし、対象車は約270万台になることを明らかにした。今年1月末時点の達成度は63%で、これはつまり問題があるとみられるエアバッグの交換が済んでいない自動車がまだ100万台あるということを意味する。