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分子の車の世界初レース 今月下旬に開催 日本も出場

日付: 2017-04-11
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物質のもとになる分子を組み合わせてできた、大きさが100万分の1ミリという分子の車による世界でも初めてのレースが、今月下旬にフランスで開かれることになり、日本からも物質・材料研究機構のチームが出場することになりました。
分子を組み合わせて、機械的な動きをする極めて小さな物質を作る分子機械の分野は、去年のノーベル化学賞の受賞テーマになるなど、科学の新しい分野として注目されています。

この分子機械の研究や開発を促そうと、分子の車による世界でも初めてのレースが今月28日と29日に、フランス南部のトゥールーズで開かれることになり、日本からは茨城県つくば市にある物質・材料研究機構のチームが出場することになりました。

日本チームの分子の車は、大きさが100万分の1ミリから100万分の2ミリほどで、炭素と水素と酸素の原子が合わせて88個つながって、草履のような形をしています。電気を流すと、草履のような形の外側の部分が人の手足のようにバタバタと動いて、前に進むということです。

フランスで開かれる分子の車のレースは金の板の上で行われ、板の表面にある微細な溝を利用して設定する、長さが1万分の1ミリのS字カーブのコースで、36時間の制限時間内にどれだけ進めるかを競います。

日本のほか、フランスやアメリカ、スイスなどから合わせて6チームが出場する予定です。

分子機械は将来的に、私たちの暮らしや産業を大きく変える可能性があると考えられている、これから研究が本格化する分野です。
例えば、人の体の中の特定の場所に薬を運ぶ機械や、人工的に光合成を起こして薬の原料になるタンパク質を作る分子の工場、それに非常に小型で大容量のデータを取り扱えるコンピューターの開発など、さまざまな応用が検討されています。

分子機械は産業界からの期待が大きく、今回のレースでは、日本のチームをトヨタ自動車が、フランスのチームを自動車大手のプジョー・シトロエンが、それぞれ支援しています。

日本チームの代表を務める物質・材料研究機構の中西和嘉主任研究員は「分子機械は、将来的に世界を大きく変えうる基盤的な技術だが、まだまだ発展途上の段階にある。今回のレースをきっかけに分子機械の可能性を大きく広げていきたい」と話しています。

 

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