23日の東京外国為替市場は、アメリカのトランプ大統領による経済政策の先行きに不透明感が強まっているとして、比較的安全な通貨とされる円が買われた一方、値上がりした円を売る動きも出て、円相場は小幅な値動きとなりました。
午後5時時点の円相場は、22日と比べて27銭、円高ドル安の1ドル=111円23銭から25銭でした。
また、ユーロに対しては、22日と比べて38銭、円高ユーロ安の1ユーロ=120円5銭から9銭でした。
ユーロは、ドルに対しては1ユーロ=1.0793から95ドルでした。
市場関係者は「アメリカの医療保険制度改革、いわゆるオバマケアの代替案が23日、議会下院で採決される見通しとなっていて、トランプ大統領が掲げる大幅な減税などの経済政策の実現性を見極める材料になるとして、注目を集めている」と話しています。