中国に大型液晶パネル工場 ホンハイ・シャープ共同出資企業
日付:
2016-12-30
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台湾の「ホンハイ精密工業」と、その傘下で経営再建中の「シャープ」がともに出資する液晶パネルメーカーは、中国南部の広東省で、地元政府と連携し、合わせて1兆円余りを投資し、テレビ向けの大型液晶パネルの新工場を建設することになりました。
中国南部の広東省広州で新たに工場を建設するのは台湾の「ホンハイ精密工業」と、その傘下で経営再建中の「シャープ」がともに出資し、ホンハイが今月に子会社化した液晶パネルメーカーの「堺ディスプレイプロダクト」です。
発表によりますと、この工場ではテレビ向けの大型液晶パネルなどを生産する予定で、投資額は地元の広州市政府と合わせて610億人民元(1兆円余り)に上るということです。いまのハイビジョンより画質がはるかに鮮明な8Kと呼ばれる放送を受信できるテレビに対応するパネルの量産を2019年に開始するとしています。
8Kの市場規模についてこの液晶パネルメーカーは、2020年に全世界でおよそ600兆円に達するとみていて、シャープの技術力とホンハイの資金力を投じて大型液晶パネルの市場で先行する韓国メーカーに対抗したい考えです。