三菱重工と日本原燃 仏の原子力関連企業に出資で調整
日付:
2016-12-07
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三菱重工業と使用済み核燃料の再処理工場を運営する日本原燃は、世界最大級の原子力関連企業、フランスのアレバに出資をする方向で調整を進めていることがわかりました。
アレバは、原子力発電所の建設や使用済み核燃料の再処理などを手がける世界最大級の原子力関連企業ですが、東京電力福島第一原発の事故などをきっかけにした、世界的な原発建設の需要の低迷で業績が悪化しています。
関係者によりますと、厳しい経営が続くアレバの再建を支援するため、三菱重工と日本原燃はアレバに対して、新たに出資を行う方向で調整を進めていることがわかりました。
三菱重工は、同じタイプの原子炉を手がけるアレバと合弁事業を手がけるなど提携関係にあるほか、原発で使われた核燃料の再処理工場を青森県六ヶ所村で運営する日本原燃もアレバと技術面で協力を行っています。
両社は、アレバと資本関係を結ぶことで、今後さらに必要性が高まることが見込まれる、廃炉や核燃料の再処理の技術などで提携を強化したいとしていて、今後、出資額などについて詰めの調整を進める方針です。