9日のニューヨーク株式市場は取り引きが始まり、アメリカ大統領選挙で共和党のトランプ氏が勝利し、先行きの不透明感から売り注文が出る一方、インフラ関連など業種によっては買い注文も出ていて、ダウ平均株価は小幅な値動きとなっています。
9日のニューヨーク株式市場はアメリカの大統領選挙で共和党のトランプ氏が勝利し、先行きの不透明感から売り注文が出ている一方で、選挙戦で訴えてきた政策への期待からインフラ関連の銘柄など業種によっては買い注文も出ています。
市場関係者は「選挙戦で掲げた政策をどう実行に移すかなど見通せないことが多いが、インフラ関連のほか、軍事企業や金融関連など期待感が先行して買われている銘柄もあり、全体では小幅な値動きにとどまっている」と話しています。
円相場 売り買い交錯
9日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカの大統領選挙で市場の予想を覆して、共和党のトランプ氏が勝利したことから比較的安全な資産とされる円を買ってドルを売る動きが出ています。
一方で、トランプ氏が選挙戦で訴えた大幅な減税が行われれば、アメリカの財政赤字が増えるという見方から長期金利が上昇していることを受け、ドルを買って円を売る動きも出ています。
市場関係者は、「トランプ氏の政策運営が見通せないため投資家は資産をどう運用するか戦略を描けず、ひとまず円や金の先物といった安全とされる資産を買い進める動きも出ている」と話しています。