NY市場 一時1ドル=102円台 米雇用統計発表受け
日付:
2016-10-09
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7日のニューヨーク外国為替市場は、この日発表された先月の雇用統計の結果が市場の予想を下回り、早期の利上げは遠のいたという見方からドルを売って、円を買い戻す動きが出て、円相場は一時、1ドル=102円台に値上がりしました。
7日のニューヨーク外国為替市場は先月の雇用統計で、市場が注目する農業分野以外の就業者数の伸びが市場の予想を下回ったことを受けて、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会による、早期の利上げは遠のいたという見方が広がりました。
このため、利上げを見越して買われていたドルが売られて、円が買い戻される動きが出て、円相場は一時、1ドル=102円台に値上がりしました。
市場関係者は「就業者数の伸びは予想に届かなかったが、賃金は堅調に上昇し改善傾向は続いているため、投資家の多くがFRBは、ことし最後となる12月の会合で利上げを決める可能性は十分あると見ている」と話しています。