<米大統領選>「もはや傍観できぬ」元CIA職員、出馬へ
日付:
2016-08-09
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【ワシントン西田進一郎】元米中央情報局(CIA)職員のエバン・マクマリン氏(40)は8日、11月の大統領選に無所属で立候補する意向を表明した。CIA勤務の後、共和党下院議員団の政策部長を務めるなど保守系の立場。共和党内では、大統領候補の実業家ドナルド・トランプ氏に対する反発が根強く、これを取り込んで支持獲得を狙う戦略だ。トランプ氏にとっては、同党支持層の一部を奪われて痛手になる可能性がある。マクマリン氏は、自身のウェブサイトに発表した声明文で、民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官を「悪徳職業政治家だ」などと非難。一方で、トランプ氏に関しても「彼に米軍や核兵器の指揮権を委ねるのは極めて無責任だ。(大統領に)選ぶことはできないし、そうしてはならない」と批判した。そのうえで「もはや傍観してはいられなくなった」などと立候補の理由を説明した。