中国物流・購買連合会、国家統計局サービス業調査センターが発表した2022年7月の中国非製造業ビジネス活動指数は53.8%で、前月より0.9ポイント低下したものの、年内の次の高値で、前年同月より0.5ポイント上昇し、上半期の平均水準を上回った。ビジネス活動指数は2カ月連続で53%以上で稼働し、非製造業の経営活動が依然として回復ペースを維持していることを示している。

従業員指数の変動は大きくなく、就職活動は比較的安定している。7月の従業員指数は前月より0.2ポイント小幅低下したが、2カ月連続で46%以上安定し、46.7%と上半期平均を上回った。業種別に見ると、建設業従業員指数は前月より小幅に低下し、サービス業従業員指数は前月と変わらなかった。注目すべきは、前期に疫病の影響を大きく受けた接触型サービス業の就職活動が安定的に回復していることだ。宿泊業、飲食業、文体娯楽業の従業員指数は前月よりも異なる程度上昇した。

投入品価格指数の下落幅が明らかになり、企業のコスト圧力が緩和された。7月、投入品価格指数は6カ月連続で50%以上の動きを終え、前月比4ポイント低下の48.6%に下がった。業種別に見ると、建設業とサービス業の投入品価格指数は前月より明らかに低下した。上流の原材料価格は明らかに下落し、物流活動も順調になり、企業の原材料コストと物流コストの上昇圧力は緩和された。調査によると、原材料コストの高い企業の比重が4カ月連続で20%以上下落し、7月は19.9%に低下し、前月比2.3ポイント低下した。物流コストの高さを反映した企業の割合は16.1%で、前月より0.5ポイント低下し、2カ月連続で前月比低下した。

建設業の需給は上昇し、投資関連活動は引き続き好調に推移している。7月、建設業のビジネス活動指数は59.2%で、先月より2.6ポイント上昇し、年内最高を記録した。新規受注指数は51.1%で、前月比0.3ポイント上昇した。これら2つの指数はいずれも2カ月連続の前月比上昇を実現した。業種別に見ると、住宅建築業、土木工事建築業、建築装飾業のビジネス活動指数は前月よりも異なる程度上昇した。建設業の需給が引き続き上昇していることは、投資関連活動が引き続き好調であることを示している。下半期には、特定債務資金と信用資金の支援の下で、投資は依然として安定成長の重要な手がかりとなるだろう。

卸売業が活発で、商品流通の流れがスムーズになっている。7月、卸売業のビジネス活動指数は56%以上の高い水準に上昇し、3カ月連続で前月比上昇した。新規受注指数は終了して8カ月間続いた50%以下の動きで、52%以上に上昇した。上記2つの指数ループ比の上昇幅はいずれも明らかである。総合データの変化は、産業チェーンとサプライチェーンの安定的な回復に伴い、商品流通の一環もスムーズになっている。流通の円滑さは、非製造業のサプライヤーの配送時間指数の変化にも表れている。7月、非製造業サプライヤーの配送時間指数は2カ月連続で50%以上に安定し、それまで6カ月連続で50%以下だった運行区間を離れ、サプライヤーの配送速度が以前より加速し、一定のレベル以上に安定していることを示した。

接触型サービス業は回復を続け、疫病の影響は引き続き弱まっている。7月、宿泊業のビジネス活動指数と新規注文指数はいずれも先月より明らかに上昇し、60%以上に上昇し、企業のビジネス往来の回復加速と夏休みの旅行に牽引されて、宿泊業活動は引き続き比較的速い回復傾向を維持していることを示した。夏休みの観光も観光地のサービス業の活動を活発にしている。同時に、住民の日常的な社交活動も回復を加速させる傾向にある。文体娯楽業のビジネス活動指数は3カ月連続で上昇し、56%以上の高い水準に上昇した。外食産業のビジネス活動指数は前月より低下したが、60%以上だった。

全体的に見ると、政府支援政策の効果の持続的な放出と疫病の影響の弱まりに伴い、非製造業の経営活動は引き続き比較的に良い回復リズムを維持している。雇用は比較的安定しており、企業のコスト圧力は緩やかになり、投資関連活動は引き続き良好になり、商品流通は順調になり、接触型サービス業活動は引き続き回復を加速している。しかし、需要回復の安定性は経営活動に比べて弱い。7月、新規受注指数は再び50%以下の49.7%に低下し、前月比3.5ポイント低下した。企業調査によると、市場の需要不足を反映した企業の割合は3カ月連続で50%以上だった。21業界のうち、16業界の新規受注指数は前月とは異なる程度に低下した。一方、先月の市場需要の比較的速い放出は基数を押し上げ、今月の市場需要の伸び率は低下した。一方、局地的な疫病発生は市場需要に一定の影響を与えている。

下半期は、引き続き投資拡大、消費促進、雇用安定を主軸に、経済回復の内生動力を強化しなければならない。消費の加速回復は我が国の経済安定回復の鍵である。支援政策の持続的な発力と消費関連業界の自己回復能力の向上に伴い、消費エネルギーは徐々に放出される見込みであり、消費の加速的な回復は期待できる。しかし、回復の程度は依然として住民の消費能力と消費自信にかかっている。