「教師の日」だった10日、中国のEC最大手・阿里巴巴(アリババ)は浙江省杭州市で20周年記念イベントを開催し、同イベントをもって、馬雲(ジャック・マー)会長(55)が正式に会長職を退いた。人民網が各社の報道をまとめて伝えた。
馬氏はスピーチで、「私が止まることはない。阿里巴巴はたくさんある私の夢の一つにすぎない。自分ではまだ若いと思っているし、いろんな所に行って、いろんなことにチャレンジしたい」と話し、「世界はこんなにも素晴らしく、チャンスこんなにもたくさんある。こんなに活動的な私が、これほど若くして引退してしまうのはもったいない。舞台を変えてまた会いましょう。緑の山は変わることはなく、川の流れも続くから、またいつか必ずどこかで会えるはず」と結んだ。
退任前日の9日、馬氏はラフな服装で苦楽を共にしてきた同僚たちに会うため、杭州阿里浜江パークを訪れた。その場には大勢の人がつめかけ、歓声が次々に上がるなど、まるでスターが登場したかのような騒ぎとなった。