アメリカのトランプ大統領が、TPP=環太平洋パートナーシップ協定からの離脱を決め、発効のめどが立たなくなったものの、政府は、引き続き協定の意義に理解を求めていく方針です。参加国の中からは、アメリカを除く形での発効など代替案の検討を模索する動きが出ていて、先行きは一層見通せない状況となっています。アメリカのトランプ大統領は、23日、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉から永久に離脱するとした大統領令に署名し、TPP協定は、発効のめどが立たなくなりました。これに対し政府は、引き続き協定の意義に理解を求めていく方針で、安倍総理大臣は24日の参議院本会議で、「トランプ大統領は、自由で公正な貿易の重要性は認識していると考えている」と述べました。こうした中、オーストラリアとニュージーランドが、アメリカを除いた形で発効を目指すなど、参加国の中からは代替案の検討を模索する動きが出ていますが、政府は、アメリカ抜きでは大きな市場を失うことになるなどとして、アメリカを除く11か国で発効を目指すことは想定していないという立場です。また政府は、今の時点でアメリカと2国間でFTA=自由貿易協定に向けた交渉を行うことにも否定的で、先行きは一層見通せない状況となっています。
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奈良県明日香村のキトラ古墳で見つかった壁画の1つ「玄武」が、22日から公開され、多くの人たちが見学に訪れています。明日香村にあるキトラ古墳の壁画は、石室の外に出されて、10年余りかけて修復作業が行われたあと、古墳のそばにある展示・保存施設「キトラ古墳壁画体験館四神の館」で期間限定で公開されています。このうち、方角の守り神「四神」の1つで、石室の北の壁に描かれた「玄武」の公開が22日から始まりました。「玄武」は亀に蛇が絡みついた姿をしていて、亀の甲羅には六角形の模様が細かく描かれています。訪れた人たちは、1300年ほど前に描かれた壁画の細部をじっくりと鑑賞していました。香川県から訪れた46歳の女性は「壁画がきれいに残っていて感動しました。ほかの壁画もまた見に来たいです」と話していました。「玄武」の壁画は来月19日まで公開され、見学には事前の申し込みが必要です。
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News Up 二ホンオオカミ “最後の日”ニホンオオカミが最後に見つかったのは明治38年の1月23日。そう、1月23日はニホンオオカミ最後の日です。しかし今でも生存を伝える話が各地で出てきます。幻となったその姿をカメラに収めようという人、そしてその関係者を追ってみました。8円50銭8円50銭ニホンオオカミは、全長1メートル前後。本州から九州、四国の山間部に生息していました。しかし人間や家畜を襲う被害が増えて、駆除が推奨されたこともあり、姿を消してしまったと言われています。捕獲されたオオカミが最後に確認されたのが明治38年の1月23日、奈良県の今の東吉野村です。このオオカミは地元の猟師から日本に来ていたロンドン動物学協会の調査隊員に売り渡されます。最後の二ホンオオカミになるとは思わずに売り渡されたであろう、この二ホンオオカミ、その値段は8円50銭でした。大英自然史博物館にその骨や毛皮があり、日本では見ることはできません。オオカミはいる、きっとオオカミはいる、きっとしかし、オオカミの存在を伝える話は今も日本各地で聞かれます。そうしたオオカミの姿をなんとかとらえようと、半世紀近く活動しているのが、埼玉県に住む八木博さん(67)です。オオカミに関心を抱いたのは、ある経験からでした。新潟県の山小屋で働いていた19歳の時、深夜、荷物を運んでいると突然、オオカミのような遠ぼえを耳にしたのです。...
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絶滅のおそれがあるとして輸入が原則禁止されている動物を国内で取り引きする際に必要な、国の「登録票」が、密輸された動物に不正に使い回されているケースがあるため、環境省は登録票の管理体制を強化することにしました。「ワシントン条約」では700種類余りの動植物について、絶滅のおそれがあるとして商業目的での輸出入が原則禁止されていて、正規に輸入されたものを国内で取り引きする場合にも、国から登録票の発行を受ける必要があります。登録票は対象となる動物が死んだ場合、返却することになっていますが、環境省によりますと、返却されないものが多数に上り、中には密輸された同じ種類の動物に不正に使い回されたケースもあったということです。このため環境省は、登録票に有効期限を設け、5年ごとに更新させるようにするほか、動物の体にマイクロチップを埋め込み、動物が死んだりして別の個体に変わっていないか確認するなど、違法な取り引きを防ぐため管理体制を強化することにしました。環境省はこの制度の導入に必要な法律の改正案を、20日に召集された通常国会に提出する方針です。
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19日、現役を引退することが決まった史上最年長の将棋棋士、加藤一二三九段が、20日の対局のあと「今はまだ整理がついていない」と心境を語りました。加藤一二三九段(77)は、昭和29年に当時の史上最年少記録となる14歳7か月の若さでプロ棋士になり、タイトルを合わせて8期獲得するなど、将棋界を代表する棋士の1人として活躍してきました。77歳を迎えた今月には史上最年長の将棋棋士となりましたが、19日、同じクラスで競合する別の棋士が勝ち星を挙げた結果、順位戦の最も下のクラスの中で下位にとどまることが確定し、規定によって、残された対局を終えた時点で現役を引退することが決まりました。加藤九段は一夜明けた20日、東京・渋谷区の東京将棋会館で棋聖戦の予選に臨みました。対局のあと報道陣から引退が決まった心境を問われると、「引退という成績になったが、対局が続くかぎりは引退ではないので、時期が来たら正式に話したい。今はまだ整理がついていない。まだ対局は残っているので、これまでどおりにやりたい」と話しました。加藤九段は20日の対局に勝利し、今後、この棋聖戦など残された棋戦で勝ち進むかぎり対局を続け、すべてを終えた時点で現役を引退することになります。
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