国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」の外側に、トルコが開発を進めている、通信衛星用の電子部品が入った実験装置をロボットアームで取り付ける作業が行われ、その様子が関係者に公開されました。公開されたのは、日本の実験棟「きぼう」の外側に、およそ40センチ四方の実験装置を取り付ける作業です。つくば市のJAXA=宇宙航空研究開発機構にある、「きぼう」の管制室には、作業を依頼したトルコの大使らが訪れ、中継映像で作業の様子を見守りました。実験装置の中には、トルコが開発を進めている通信衛星用の電子部品が入っていて、強い放射線が飛び交う宇宙空間に1年ほどさらしたあとで、影響を調べるということです。作業は13日午前10時ごろから行われ、午後5時前に実験装置の取り付けが完了すると、トルコの関係者らが拍手をして作業の成功を祝っていました。作業のあと会見したJAXAの有人宇宙技術部門の浜崎敬部門長は「日本とトルコの最初の協力ミッションで、すばらしいスタートを切ることができました。今後もこうした国際協力で成果を上げていきたい」と話していました。
发布时间:
2017
-
04
-
13
浏览次数:8
ことし日本と中国の国交が正常化してから45年となるのに合わせ、さまざまな交流事業を展開する民間の実行委員会の初会合が開かれ、経団連の榊原会長は、官民で連携し日中の経済関係を一段と強化していく考えを示しました。日本と中国の交流事業を行う実行委員会は、経団連などが設置したもので、東京都内で開かれた初会合には、企業関係者などおよそ170人が出席しました。この中で経団連の榊原会長は「中国には2万3000社を超える日本企業が事業を展開し、パートナーシップを築いてきた。政府と連携しオールジャパンの体制で取り組んでいきたい」と述べ、官民で連携して交流事業を推進し、日中の経済関係を一段と強化していく考えを示しました。来賓として招かれた中国の程永華大使は「5年前の国交正常化40周年の際は、多くの行事が打ち切られ、友人の皆さんが残念な思いをした。今回は、双方の国民の友好感情を増す取り組みが行われ、関係改善が後押しされるよう期待している」と述べました。実行委員会では、最先端の環境技術を紹介する、日中グリーンエキスポを6年ぶりに北京で開催するなど、ことしから来年にかけて多くの交流事業を展開することになっています。
发布时间:
2017
-
04
-
12
浏览次数:12
物質のもとになる分子を組み合わせてできた、大きさが100万分の1ミリという分子の車による世界でも初めてのレースが、今月下旬にフランスで開かれることになり、日本からも物質・材料研究機構のチームが出場することになりました。分子を組み合わせて、機械的な動きをする極めて小さな物質を作る分子機械の分野は、去年のノーベル化学賞の受賞テーマになるなど、科学の新しい分野として注目されています。この分子機械の研究や開発を促そうと、分子の車による世界でも初めてのレースが今月28日と29日に、フランス南部のトゥールーズで開かれることになり、日本からは茨城県つくば市にある物質・材料研究機構のチームが出場することになりました。日本チームの分子の車は、大きさが100万分の1ミリから100万分の2ミリほどで、炭素と水素と酸素の原子が合わせて88個つながって、草履のような形をしています。電気を流すと、草履のような形の外側の部分が人の手足のようにバタバタと動いて、前に進むということです。フランスで開かれる分子の車のレースは金の板の上で行われ、板の表面にある微細な溝を利用して設定する、長さが1万分の1ミリのS字カーブのコースで、36時間の制限時間内にどれだけ進めるかを競います。日本のほか、フランスやアメリカ、スイスなどから合わせて6チームが出場する予定です。分子機械は将来的に、私たちの暮らしや産業を大きく変える可能性...
发布时间:
2017
-
04
-
11
浏览次数:10
火星や太陽系の成り立ちに迫ろうと、火星の周りを回る2つの衛星「フォボス」と「ダイモス」に探査機を送り込み、表面にある物質を採取して地球に持ち帰ろうという世界でも初めてのプロジェクトに、日本とフランスが協力して挑戦することになりました。火星の周りを回る2つの衛星「フォボス」と「ダイモス」は、火星とどのような関係で生まれたのか解明されておらず、表面にある物質の成分を調べれば、火星や太陽系の成り立ちを探るヒントを得られるのではないかと考えられています。このため、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、「フォボス」と「ダイモス」に探査機を送り込み、表面にある物質を採取して地球に持ち帰ろうという世界でも初めてのプロジェクトに、フランスと協力して挑戦することになりました。10日は、東京で署名式が行われ、JAXAの奥村理事長とフランス国立宇宙研究センターのル・ガル総裁が文書を交わしました。日本は、これまでに探査機「はやぶさ」で小惑星の表面から物質を持ち帰ることに成功しているほか、フランスはアメリカと共同で火星の探査に成功しています。日本とフランスでは、今後、それぞれの技術を組み合わせて新たな探査機の開発を進め、7年後の2024年の打ち上げを目指すということです。JAXAの奥村直樹理事長は記者会見で、「火星の衛星の物質を調べることで、水の起源や生命の起源につながるヒントが得られるかもしれず、ぜひ、このプ...
发布时间:
2017
-
04
-
10
浏览次数:9
アメリカがシリアの軍事施設に対する攻撃を行って以降も空爆などアサド政権による攻撃に歯止めは、かかっておらず、その後も100人を超える市民が犠牲になっています。シリア北西部のイドリブ県にある反政府勢力が支配する町で、今月、化学兵器を使ったと見られる攻撃が行われ、少なくとも72人が死亡したことを受けて、アメリカのトランプ政権は、シリア中部の空軍基地を巡航ミサイルで攻撃しました。しかし、アサド政権側は、反政府勢力の中には、アメリカもテロ組織と位置づけているアルカイダ系の武装組織などと共闘を続けるグループもあり、テロリストを掃討するためだとして、攻撃の手を緩めていません。内戦の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、アメリカが空軍基地への攻撃を行ってから9日までの3日間だけでも、イドリブ県など反政府勢力が支配する地域でアサド政権側の空爆によって市民105人が死亡したということです。反政府勢力の最大組織シリア国民連合は「アメリカによる攻撃はアサド政権が市民や子どもを攻撃することは許さないというメッセージだ」としていますが、各地でアサド政権による空爆などは続いており、反政府勢力への攻撃に歯止めがかかっていないのが現状です。
发布时间:
2017
-
04
-
07
浏览次数:8